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M05 キッチン前の立ち上がりカウンターを収納スペースとして使う
キッチン前のカウンターに立ち上がりはあったほうがいいとお答えの方は、以前の「キッチンについて」のアンケートでは約71%、そして立ち上がり部分に収納があった方がいいとお答えの方は約67%でした。収納とはちょっとしたものが置いたり、吊るせたりするハンガーラックや棚を壁に取り付けたり、高くなったカウンターの下をくりぬいて収納ポケットを取り付けるという方法です。つまり、キッチン前のカウンターに立ち上がりがあることで、手元の雑然としたものがリビング側から見えないということが主な理由のようですが、収納については実際にグループインタビューで詳しく聞いてみると、考え方は人によって随分と違っていました。
まず、「キッチンの上にものは置かない」、ものはすべて収納するという人たちに聞くと、立ち上がり部分に収納をつけるなんて全く必要ないと言います。かえって掃除がしにくいとか。このグループにとって何より重要なことは掃除のしやすさでした。
そして、スパイスや調味料などはすぐに取り出せるようにキッチンの上に出しておくという人たちに聞くと、整理整頓はしっかりしたいけど、使い勝手を考えると見えるようにしておきたいと言います。
このことは調味料だけでなく、鍋やフライパン、おたまや調理器具についても同じようなことが言えそうです。しまわずに、すぐに使えるようにしてきたいというのです。キッチンは作業場。いかに効率的に料理ができるかです。確かにプロのキッチンは、すぐ使えるようにものがたくさん出ていて、いつでもさっと調味料などが取り出せるようになっています。さらに、お気に入りのキッチン用品は飾るように出しておきたい、という人もいることでしょう。
さて、あらためてみなさんはどちらでしょうか?
どちらがいいとかは言えそうにはありません。とはいえキッチンをつくる我々としては迷うところです。ひとつの解決策はマグネットの収納小物です。自分の使いたい分だけ、必要な小物をあとから付け足せばいいという考え方。その場合、キッチンパネルをホーローなどの磁石がつくものでつくる必要があります。
また、下の写真のように、あとからパーツを取り付けられるハンガーもあります。
写真提供:KAWAJUN
いかがでしょうか。キッチン前の立ち上がりを収納スペースとして活用するという事。そしてあとから取り付けられるという可変性について。みなさんのご意見をお寄せください。
皆さまからのコメント
調理中は収納が取り外しできるよう、磁石やレールを用いてみたいと思います。各々のライフスタイルに合わせることが出来るような収納を提案していきたいと考えております。