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M06 キッチンができました。 EYE’S PLUS KITCHEN(アイズプラス キッチン)
2012年7月より、サイト上で皆様から新しいキッチンについてたくさんのご意見をいただいてきました。そうした意見をもとに、この度、新しいキッチンが完成しました。
かたちにしたのは「三菱地所レジデンス商品企画部」のチーム。このチームは住宅設備の開発や素材の仕様などを考えかたちにしています。新しく、かたちになった商品を「EYE’S PLUS(アイズプラス) ○○」と名付けています。
EYE’S PLUS(アイズプラス)とは、お客様の視点を大切にしながらプロの視点を加えて「新たな価値をプラス」していく三菱地所レジデンスのものづくりの活動です。
→「アイズプラスとは」
(http://www.mecsumai.com/brand/detail/brand_category_id/54/id/276)
今回、キッチンの開発にあたっての改良点は大きく3つあります。
- 作業スペースの手元が隠れることや水はねを防止できることを考え、カウンターの立ち上がりをつけました。
- きれいに収納できるように収納場所を明確にすることを考え、吊り戸や収納スペースの割り付けや寸法を見直しました。
- 家族で一緒に料理ができるように、盛りつけなどの効率を考えて作業スペースの大きさを広げました。
少し具体的にその内容を説明します。
- カウンターの立ち上がりについては、あったほうがいいという意見が多くありました。水跳ねや調理中の雑然とした状態が丸見えになったり、シンク廻りに出しっ放しのものが見えて困る」という意見が目立ちました。今回の改変によって立ち上がりをつけることで、リビングやダイニングから手元が見えるのを防ぐのと同時に、小物の収納ラックやふきん掛けなどが付けられるようにもしました。
- 一番多かったのは収納に困っているという声でした。収納量だけでなく、目的別の小分けのスペースが欲しいという意見です。またカウンターの上部の吊り戸棚をなくしオープンキッチンにした時も、できるだけ収納場所に困らないように、作業スペース下部の引き出しの位置や大きさなど見直して小分けの収納を増やしました。調味料はまとめてコンロ脇へ、キッチンペーパーやラップ類は濡れた手でもすぐ使えるるようにハンガーを取り付けるなど、使い勝手を考え収納場所を決めていきました。雑然としやすいものの収納場所を明確にすることで、整理整頓がよりスムーズになると考えました。また場所だけでなく、大きさも見直し、広すぎても使いにくい物は、小割りにして新たな目的別のスペースを確保してみました。
- 食洗機を標準装備していますので、シンクでは食器の洗いものをするより食材の洗いものが中心と考え、今までの80センチのシンクを65センチに変更しました。その結果、作業台が約15センチ増えることになりました。みなさんの声では「家族や子供と一緒に調理をしたい」という声も多くありました。作業スペースが広がると2人で作業するのにも楽ですし、調理をするだけでなく盛りつけなどの作業でも、広い作業スペースは便利になると考えました。
そのほかの機能についても見直しをし、掃除がしやすいフィルターレスのレンジフードや高火力のガスコンロ、浄水器一体型の節水シャワー水洗、根菜類を保存できる野菜ストッカーなど、使いやすく、メンテナンス性の高い仕様や機器への変更も行いました。
アイズプラスキッチンの詳細は以下のページをご覧ください。
(http://www.mecsumai.com/brand/list/brand_category_id/55)
是非みなさまのご意見をお寄せください。
次回からは、カラースキームについてみなさんと一緒に考えて行こうと思います。室内の色は暮らしの中で、とても大切なもの、扉や床の色、クロスの色など、心地よい暮らしを実現するために、より多くの人の要望に応えられるような色の組み合わせを見つけていこうと思います。その後もみなさんの声を聞きながら、その他の住宅設備の改良を続けていきます。お風呂や収納など今後のものづくりも楽しみにして頂ければ幸いです。