#118 これからのリノベーションについて vol.2 ~キッチンと洗面化粧台を一緒にしちゃいました!
update:2022/03/22
#117 これからのリノベーションについて vol.1 ~クローゼットの使い方を考える
update:2021/09/02
update:2023/01/27
A041「キッチンの見栄えとクローゼットの時短収納について」のアンケート報告
update:2022/08/24
update:2016/03/02
M28 食器棚について 〜入居者アンケートと訪問調査の中から
update:2015/12/24
J006 リノベーションで自由度のあるクローゼットを作りました
update:2022/01/26
update:2016/04/27

#38 高齢者のためのシェアハウス
最近、若い世代に、集まって住むシェアハウスの人気が高まっています。
ベッドと収納スペースは小さな個室に確保して、トイレや風呂、キッチンなどを共有するという、ドミトリーのような構成です。ドミトリーと違うのは、誰かにサービスされるのではなく、充実した共有スペースで気のあう住人同士が一緒に料理をしたり、食事をしたり、会話をしたり、映画を見たりという暮らし方だということです。みんなで共有することで、大きなキッチンが使えたり、鍋などの調理器具も良いものを選ぶこともできます。合理的でありながら、豊かさも手に入れることができます。それは、ものを所有することから、ものを賢く利用するという考え方への大きな価値観の変化といえます。
こうした若い世代のシェアですが、一方で、年をとってからのシェアハウスというのもあるように思います。持ち物は、思い切って処分して身軽に独り暮らしを楽しむ。共有できる物はみんなで持てば、暮らしはずっと単純になりそうです。とは言っても若い人達に比べ、思い出の物も多くあるでしょうから、ストックルームなどがあると便利でしょう。高齢者がもっとも面倒なのは日々の買い物や料理です。プロの料理人を呼んで調理をしてもらったり、月に何度かはみんなでつくったり、または当番を決めて料理好きな人が腕を振るうというのも良いかもしれません。自分のために料理をするより他の誰かに料理をつくるのはずっとやりがいもあって楽しいものです。得意な趣味を教え合ったり、お互いに生活に必要な事を手伝ったりと、一緒に住むことのメリットは随分とありそうです。
とはいえ、年をとるほどにわがままになるのが人間の習性、プライバシーを確保できるような空間や、気のあう仲間と自由なコミュニケーションを選択できるような配慮も必要でしょう。そのためには、住人同士のコミュニケーションやルールをマネージメントする人がいると良いかもしれません。
ほんの少しの我慢で、多くのメリットがありそうなシェアハウス。高齢者も、健康であれば老人ホームという選択肢よりも、ずっと楽しいハリのある生活ができるようにも思います。
みなさんのご意見をお寄せください。
皆さまからのコメント
コメントありがとうございます。シェアハウスや空き家活用の動きは日本国内でも増えつつありそうですね。スマイラボでも都道府県や地方自治体の公的機関や民間金融機関などの動きを踏まえながら研究してまいりたいと思います。
コメントありがとうございます。高齢者が自立しながら楽しく安心して暮らせるシェアハウスはこれから需要が増えてくると考えています。スマイラボでもそのスタイルについて考えていきたいと思います。
コメントありがとうございます。にぎやかで楽しそうな情景が目に浮かびます。年齢を重ねながら、どう楽しく生きるか。身体的、経済的にも制約が増えるからこそ、様々なライフスタイルがあってもいいと思います。みなさんの計画を是非聞かせてください。
介護される状況になっても、それなりの個別な暮らし方がいいと思います。(海外・女性・70代)
海外よりコメントありがとうございます。個人が独立した生活を送る、ということは大切にしたいですね。その上で、近くに住む友達とお茶を楽しむ感覚で時間を共有していく。今はまだ日本には馴染みの薄いシェアハウスですが新しいスタイルが生まれると楽しいのではないかと思います。
「高齢者専用」「シェアハウス」「北区」などのキーワードで検索すると見つかるかもしれません。単身の高齢者でも安心して住める住まいやサービスは、時代とともに増えています。イメージに合う住まいが見つかると良いですね。 三菱地所レジデンスでもシェアハウスを手掛けていますので参考になれば幸いです。(※高齢者専用のシェアハウスではありません)https://www.mecsumai.com/re-build/work/#work_home