A012 「子育てと働き方について」のアンケート報告

実施期間:2013年12月4日 ~ 2013年12月25日
回答者数 283人

今回、2013年12月4日から2013年12月25日に実施した「子育てと残業についてのアンケート」には283件の回答が寄せられました。

 

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共働きは働く世帯の約3分の1と言われています。若い人の所得が伸びないことも要因ですし、女性がやりがいを求めて働くことも理由のひとつでしょう。しかしその場合、子育てと働くことの両立はやはり大変です。女性だけではなく男性にも家事や育児について伺いました。

 

 

まとめ
今回のアンケートからは、子育てと仕事の両立について、理想と現実の生活には大きなギャップがある事が分かりました。出産後は時間の制約が生まれるため、育児休暇前のように仕事中心に働くことは難しく、部署を異動せざるを得なかったり、あるいは在宅制度もうまく活用されていないということも見えてきました。職場環境だけでなく、産後女性のキャリアを尊重できるような制度や、それを受け入れる職場環境を整備していくことが今後必要になってくるかもしれません。 また、女性だけでなく男性の育児についても、育児休暇を取得したいという思いと実際の取得率にも開きがあることが見えてきました。現実的に男性が育児に積極的に関わっていくためには、本人の意思だけでなく、会社の理解、そしてご両親や親戚、近所の保育サービス等によるサポートも必要になってくるでしょう。

 

 

1.子育て期間中の仕事について

 

質問 1. 現在のあなたの働き方について教えてください。

 

 

質問 2. 子育てのあと同じ職場に復帰したいですか。

 

 

質問 3. 子育てのあと同じ職場に復帰しましたか。

子育てのあと同じ職場に復帰したい方が61.8%である一方で、実際に同じ職場に復帰できたのは47.7%と、大きな開きがありました。子育てを終えて復帰しても、元のポジションで働くことは難しいようです。

 

 

質問 4. 子育てのあと、復帰した職場では思うように仕事はできましたか。

 

 

質問 5. いいえ、どちらともいえないとお答えの方にお聞きします。何が障害でしたか。

 

 

質問 6.その他とお答えの方にお聞きします。何が障害でしたか。
・それまでは残業や土日出勤も当たり前にしていたが、出産後はそこまでして仕事に時間を費やしたいと思えなくなった
・もし、復帰しても元の職場では時間外労働が長すぎて、とても子育てまで手がまわらなくなってしまう
・やりたい仕事の性質と家庭生活の不一致
・育休後の配置転換による業務内容の大きな変化
・家族の理解、残業ができない
・会社側の理解度も当時は足りなくて、全てが難しく思われた
・勤務時間に制約がでる
・残業も厭わない周囲の社員との働き方の違い
・子どもが熱を出したら迎えに行かねばなりません。その理解が日本にはありません。3年育児休暇を取ったところで、保育園に通い始めればしばらくは発熱等々で頻繁に呼ばれます
・子育てに専念したかった
・長時間労働が常態化している職場の環境
・妊娠したときに、契約を切られました
・保育園の時間の限界で、残業ができない、飲み会に参加できないこと

 

  

子育て後に職場復帰をしたとしても、満足いく環境で働けていないと感じている方が60.7%とかなり高い割合でいることが分かります。その理由としては子どもの送り迎えや家事の忙しさによる時間の制約、それ以外にも職場の理解不足や育休後の部署異動等が上げられており、ご自身、そして周囲の環境も変化し、子育てと仕事を両立する難しさを感じている方が多いようです。

 

 

質問 7. 子育てしながら在宅で仕事ができるといいと思いますか。

 

 

質問 8. 子育てしながら在宅で仕事をしたことがありますか。

通勤時間の短縮になり、自分のペースで働く事ができる在宅ワークについて伺いました。子育てをしながら在宅で働きたいという方が67.8%である一方で、実際に在宅で働いたことのある方はわずか17.7%と、理想と現実にはかなりのギャップがあるようです。会社に制度がない、活用が難しい等という物理的な理由もあるでしょうし、あるいは制度があっても周囲で在宅ワークをしている人が少ない、という心理的な一面も要因の一つかもしれません。

 

 

質問 9. 子育てを手伝ってくれる人は同居のご家族以外に周りにいますか。

 

 

質問 10. いると答えた方にお聞きします。手伝ってくれるのはどんな人ですか。

 

 

質問 11.その他とお答えの方にお聞きします。どんな人が子育てを手伝っているか教えてください。
・1人目の時、知り合いのつてで個人の方に半年間(保育所に入れない期間)日中預けていた。二人目の時「すくすくサポート」に登録しサポーターの方に、保育所の送り迎え等をしてもらった
・ご近所
・ファミリーサポート。家族親族以外はお金がかかる
・ベテランの主婦(友人)
・港区のおむすびサービスを利用した。(高齢者の方)
・妻
・自治体主催の有償ボランティア
・先輩、家政婦
・旦那さん

 

 

同居のご家族以外に子育てをサポートしてくれる人として、両親が40. 6%と圧倒的に多い結果が出ました。その他親族、友人以外にも保育サポートサービスを利用しているという方もいらっしゃいます。うまく外部のサービスも活用しながら子育てをしている方が多いようです。

 

 

質問 12. 同居のご家族以外に子育てを手伝ってくれる人がいる方にお聞きします。何を手伝ってくれますか。

 

 

質問 13.その他とお答えの方にお聞きします。何を手伝ってくれますか。
・いざという時、子どもだけで何か問題が起きたとき、困ったときに、何かしらお願いすることが可能な関係にある
・月に一回程度遊んでくれる
・子どもを親の帰宅まで預かりすべての世話をした
・食事を作ってくれる
・保育園で体調不良になった場合のお迎えとその後の看病
・夜や休日の仕事が入ったときの面倒
・幼稚園の降園後や休園日の子供の世話

 

 

 

2.子育ての環境について

 

 質問 14. 子育ての環境として大事だと思うことは何ですか。

 

 

質問 15.その他とお答えの方にお聞きします。どのよう環境が大事だと思いますか。
・スーパー、百貨店、飲食店など→仕事で帰宅が遅くなったときに惣菜を調達できたり、飲食店を利用しやすい
・安心感(子どもが周囲の友達と上手に付き合っていることを実感すること) 気分転換(子育てから、少しの時間でいいので解放されて、自分の時間がもてること)
・家族
・学校以外の教育
・学童保育施設
・子育て中 安心して暮らせる行政・立法・司法の整備
・施設や法律よりも何よりも、子育てをする母親を思いやる気持ちが社会に欲しい
・資金。ベビーシッターを雇える資金が重要。1時間3000円(夜、休日は加算)なので相当の資金が必要。早朝夜間お願いした1日子供1人2万円以上ですから
・自宅周りの安全性(交通量、娯楽施設、飲食店等)、公園
・自分自身がストレスをためないこと
・住居環境 自宅と会社が近い 自宅の場所が便利 自宅のそばに公園もあり、自転車を使えば他にもいろいろ子供と楽しめるところに行ける
・商業施設(日常的な買い物)、お稽古事の教室が至近
・職場の理解と制度
・信頼できるパートナー
・親が安定した、成人状態、経済状態であること
・図書館や児童館など公共施設などが充実してるとよいと思います
・生活する環境下にどういう大人がいるか(学びと治安に影響するので)
・生活利便性
・繁華街が近くにないこと
・福祉施設の範疇かもしれませんが、地域子育て拠点の子育てひろば(運営主体はいろいろでOK)や一時保育、は重要
・保育時間の融通 保育所が平日しか開所していないので、土日祝も対応できるようにする

 

 

 

質問 16. 現在の住まいは子育ての環境として満足していますか。

 

 

質問 17.その理由を教えてください。
・学校や幼稚園が楽しいとの子どもの言葉を信じている。ただ、実際に日中の様子を見ているわけではないので、その不安感がある。住環境については、周囲に風俗関係の店もなく、ある程度満足しているが、幹線道路が近いので空気環境としては心配
・狭い(子供部屋に出来る部屋が無い)、実家から離れていてサポートを受けにくいが周囲に大きな病院が多く何か有った時に頼りになる
・それなりに病院もあり、義実家も近い為。しかし、生まれ育った地域から引っ越したので、そちなに比べると地域の情報に乏しく不安は多々ある
・周りに子供がたくさんいないため
・日当たりもよく子供達の遊ぶ場所や勉強する場所がそれぞれ確保されているので
・田舎なので自然が多くのびのび子育てができる。反面 文化施設などに恵まれていない
・同居はしていないが、近くに義両親が住んでいる為、いざという時に頼ることができる
・人的にも地理的にも環境に恵まれていると思えるから
・近所のコミュニティ形成が出来ている。自然環境が豊か。前面道路が数件先で行き止まりのため、近所に全く関係のない人が家の前を通ることがない。近所に同年代の家族が多く、子どもや学校の情報も入ってくる
・部屋が狭すぎて整理整頓もできないが、団地なので周りに子供が多く公園も多い
・共働きで、共に両親が遠方でいるにも関わらず、公立の保育園には入りきれず、私立への保育園に。しかも補助は ほぼなく、家計負担の増大。その後の小学校に関しても、学童整備に整っておらず、仕事の継続ができないため
・職場保育園自宅を近いエリアに集約させたので、仕事を今までと同じようにできる。通勤の時間が自転車10分なのでこれが、時間のコスト削減になった
・幅広い世代の方が住まれている。(若い世代から高齢者まで) 近くに教育施設が多くある。公園などの施設がある

 

子育ての環境として満足しているという方が71.0%、満足していないという方が23.3%でしたが、その理由を見ると、全ての条件に対して満足しているわけではなく、改善したい点もあることが分かります。具体的には、家の周りに公園・学校・病院等必要な施設が揃っているというハード面での環境についての思いと、治安や人間関係・地域の人との関わり等ソフト面での観点が挙げられています。どちらも考慮して子育ての環境を選択していくことが必要になるようです。

 

 

 

質問 18. 子育てのための施設でマンションにあったらいいサービスはありますか。

 

 

質問 19.その他とお答えの方にお聞きします。どんなサービスがあったらいいですか。
・20〜22時まで子供を預けられる場所
・カウンセリングと夫婦関係の仲裁をしてくれる年配のボランティア
・キッズスペース
・しっかりした防犯カメラ。フレンドリーな管理人さん。 登下校の集合や幼稚園バスの乗降に安全なスペース
・スーパー
・そろばん塾
・ベビーキッズルーム
・ベビーシッターやタクシーの手配のサービス
・ライブラリーなど、子供が使える学習スペース
・リサイクルスペース
・運動施設と運動教室
・遠方より滞在する両親や友人向けの宿泊可能なゲストルーム
・家事代行
・近隣とのコミュニティ形成に役立つ施設やサービス
・靴が洗える靴用洗濯機・布団など大物用乾燥機など、コインランドリーがあると良い (子供がいると使う機会多い。)
・子供が遊べるような広場または遊戯室など。そんなに大きくなくていいので
・託児所、近所の人などが子供の一時保育をしてくれる施設
・短い時間での家事支援(掃除・炊事)。不在時に作業してもらうので、管理組合等が紹介して くれるところだと安心?
・特にない。あえてマンション内に作る必要があるのか疑問なので
・緑と土のある遊び場

 

 

質問 20. 子どもの教育のために住む場所を変えますか。

 

 

 

質問 21. 都会より、田舎など自然の豊かな場所で教育を受けさせた方がいいと思いますか。

子どもの教育のために住む場所を変えると回答した方は42.0%、そして特筆すべきは、都会ではなく田舎で子育てをしたいという方が24.0%と意外にも多かったことです。通勤への利便性だけではなく、子育てに必要な環境として、自然環境を求める移住をしていくという選択肢は、高度経済成長から次の社会に向かって行くにあたり求められていることなのかもしれません。

 

 

質問 22. 海外で教育を受けさせたいですか。

海外での子育てを検討している方が40.3%と全体の3分の1以上いるという点もこのご時世を表しているようです。言語の習得だけでなく、海外に出て多様性に触れていくという経験を積んでほしいという親心なのでしょうか。

 

 

3.男性の家事・子育て参画について

 

質問 23. 週にどのくらい家事をしますか。

 

 

質問 24. 家事をするとお答えの方にお聞きします。どのような家事をしますか。

 

 

質問 25.その他とお答えの方にお聞きします。どのような家事か具体的に教えてください。
・ごみ捨て、加湿器の給水、エアコン清掃、雑巾掛け、 育児関係(ミルク、離乳食、おむつ、お風呂等)
・ゴミ集めとゴミ出し。布団干し
・トイレ掃除
・散歩だけではなく、個々の持つ病状症状に応じたペット(多頭犬)管理
・洗濯物をたたむ
・部屋の片づけ等
・保育園の送迎、子供達の寝かしつけ等育児(平日が休みの為、その日は妻が残業するから)、ゴミ出し

 

 

ここからは男性の家事・育児への参加について伺っています。家事をする人の中でも、「毎日行う」「ほぼ毎日行う」と回答した人が20%にも及びました。食事の片付けやお風呂掃除、買い出し等、決まった役割をこなしている様子も伺えます。

 

 

 

質問 26. あまりやらない、もしくは苦手な家事はありますか。

 

 

質問 27.その他とお答えの方にお聞きします。どのような家事か具体的に教えてください。
・子供の世話
・子供の読書、算数の宿題
・整理整頓となる掃除の場合は、妻が主体となるため
・洗濯衣類の収納、ゴミ出し準備、トイレ掃除

 

 

 

質問 28. 現在働いている職場で育児休暇を取得したことがありますか。

 

 

質問 29. 現在働いている職場で育児休暇をどのくらい取得したいと思いますか。

男性の育児休暇取得について伺いました。取得したいと考えている方が20.1%いる一方で、実際に取得したという実績のある方はわずか6.1%と大変少ないです。男性の育児休暇制度をも設けている企業は増えてきていますが、いざ取得を検討すると長期休暇は取得が難しく、もし長期で育児休暇に入った場合は戻った時異動になっている可能性もある等の理由もあるのでしょう。男性も育児休暇の取得が進んで行くと、女性だけでなく男性も育児に参加しやすくなっていくように思います。企業の理解を得ることも必要になってきます。

 

 

 

問 30. 子どもがいる方にお聞きします。日頃の子どもとの関わり方についてうかがいます。 子どもが中学生以上の方は子どもが小学生頃までどんな関わり方をしているか教えてください。

 

 

 

質問 31.その他とお答えの方にお聞きします。どのような関わり方をしていますか、またはしていましたか。
・帰宅が遅いため、出勤時間前に子どもの好きな遊びを一緒にやる
・起こす、着替えさせる
・休みの日は、散歩や、公園に連れて行っている
・休みの日は買い物に行ったり、一緒にご飯の用意をした
・休日のスポーツ
・休日の時に遊ぶくらい
・前述 + 公園で遊ぶ、自宅で工作等
・朝ごはんをつくってあげる
・長期休暇中に遊ぶ
・父親と子供だけで出かける
・旅行 自然体験