M14 玄関収納に余白をつくる

玄関は家の外と内との境界線。特に日本人にとってとても大切な場所です。海外の家などにいくと、家は立派でも玄関が意外にも小さいと感じる家も多くあります。それに比べると日本の玄関は広く、時にはそこでお客様と話をすることもできます。そして何より靴を脱いで生活する日本の文化にとって、気持ちを切り替えるための神聖な場でもあるのです。ただの出入口というだけではなく家族を見送る時には外での安全を祈り、戻った時には無事を感謝する場として大切にしてきました。また人だけでなく外からの邪悪な空気を入れずに、幸運を呼び込む場所でもあります。そうした事もあり、節句には玄関先にその節句にちなんだ花や物を飾る風習もありました。神がそこにやどるとも言われ、正月の松飾りや御餅はその典型とも言えるでしょう。

 

今回、玄関収納の開発に当たって、たくさんの方に試作品を見ていただきながらお話を伺いました。その中でも特に印象に残ったものとしてはオープンスペースについてのご意見です。オープンスペースのあるものとないものを見比べながら、議論をしているうちに多くの方が玄関先に季節の物や花、絵などを飾りたい、または飾っているということがよくわかりました。また、物を飾るだけではなく日頃使うものをすぐに取り出せるよう置いておきたいというご意見もありました。事前の調査からは、散らかりやすい玄関先をきれいに整えるためにも、少しでも多くの収納スペースを確保したいという答えが多くありましたが、そうしたみなさんの意見からやはりオープンスペースを残すことにしました。決して大きなスペースではないのですが、部分的に扉を付けない空間をつくってみました。
面積にも限りがあり、殺風景になりがちなマンションの玄関ですが、ほんの少しでも余白をつくり、日本人の玄関に対する想いをかたちにしてみたかったのです。

 

毎日忙しく過ごす現代の人々は、家を飛び出すように出かける時もあるでしょうがそんな時でも玄関先がきれいに整えられ、そこに季節の飾り物や花などがあることで気持ちを整えることができる大切な瞬間になるのではないでしょうか。そして家族への想いや、お客様への想いを贈ったり、受け止めたりする場所にもなればと思うのです。小さな花一輪にも人の想いを受け止める事のできる繊細な感覚を持てるのも日本人の能力の1つかも知れません。
小さな場所ですが、玄関は暮らしの質に大きく影響する場所なのです。

 

いかがでしょう。みなさんはどのようにこのオープンスペースを使ってみたいですか?ぜひご意見をお寄せください。

 


2013年7月より、WEBアンケートやコラムでみなさんから収納についてたくさんのご意見をいただいてきました。そうしたご意見をもとに、この度新しい玄関収納が完成しました。現行の収納より幅を大きくし収納量を確保、内部の棚に可変性をもたせ、靴だけでなく、様々な大きさのものに対応できるようにしています。→http://www.mecsumai.com/brand/detail/id/432


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