#73 家で持てない物を仕事場で共有する 〜会社にいくもうひとつの楽しみ

今回提案したいのは、特に一人では所有しにくい大工道具などを共同で使える工作室についてです。こうした場所をマンションの一室にあったらというコラム(#11マンションに趣味の工房をつくる)を以前に書いた事がありますが、今回はそれが会社にあったらという提案です。大きな作業台、作業台についた万力や大きな板を切れるような電動ノコギリもあると便利です。何かを作ろうと思った時にやはり道具が大事なのです。
最近では、こうした万力や電動ノコギリといったものに変わって、デジタル工作機械というものも生まれています(*)。3Dプリンターやレーザーカッターといわれるようなデジタルデーターを入力するだけで素材を正確に切ることができたり、3次元での立体的なものを作り上げる事ができます。こうした最新の道具や大きな道具は個人で持つには値段も場所も課題がありますが、みんなで所有できれば一人の負担は少ないですし、こんなに便利なことはありません。仕事が終わったら、工作室に駆け込み、作業に没頭していく、しかも見知らぬ人ではなく会社の仲間と時間や場所を共有するのは悪くありません。学生時代の放課後の部活動のようなものかもしれません。会社の仲間と仕事以外の時間を共有するのもいいものです。趣味や自身の活動を、家で一人楽しむのではなく、職場で、会社の仲間と楽しむのです。今回の提案は工具についてですが、他にもミシンなどの裁縫道具、陶芸の電気窯などもあると楽しいかもしれません。マンション内のコミュニティーといってもあまり実感がわかないという声もありました。慣れ親しんだ会社の中のコミュニティーの方がとけ込めやすいという意見もあります。こうした時間が、会社の中での新しいつながりや仕事への一体感を生み出していくことになればさらによいでしょう。

みなさんはどう思いますか。ご意見お寄せください。

 


*最近はfab labやfab cafeといったデジタル工作機械を備えた町の工作室が生まれています。世界ではその数900カ所、アメリカMIT LABから生まれたその活動は日本でも急速に広がりをみせつつあります。ものをつくるという能力が、読み書き能力に加えて21世紀の人間に必要な知性のひとつだとも言われています。最近のリノベーションブームやDIYブームの広がり、それは人々が潜在的にもっているなにかを表現したいという欲求のあらわれなのかもしれません。


皆さまからのコメント

とても共感できます。仕事でもコミュニケーションが大事とよく言いますが、仕事の話だけでは表面的なやりとりになりがちです。あまり堅苦しく考えず、趣味やプライベートの活動と仕事がゆるかやにつながっている状況は、仕事にも良い影響があるのではないかと思います。その為の場づくりとしても「工作室」は面白いアイディアだと感じました。(東京都・女性・30代)  

事務局より コメントありがとうございます。「職住近接」は一般的に通勤時間(=距離)を指しますが、こうした仕事とプライベートのつながり方の「近接」もこれから注目されるのではないでしょうか。

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