#103 集合住宅再考 vol.8〜 マンション内近居とシェア空間について

前回までマンション内近居の話を核にしながら40平米の同じ面積の家を2つ利用して住むという暮らし方を考えてきました。
親子で2つを使うことから発想したのですが、使わなくなったら賃貸で人に貸すこともできます。これらの提案についてはアンケートやグループインタビューを行い、マンション内近居を既に実践している人の意見も伺いました。そのコメントでは「40平米では小さい」という方が多く、また家族が2つの家に分かれて住むのは不自然だという声もあり、一方の家を大きくしたほうがいいという意見も多く見られました。しかし、もし一つを大きくしてしまうと今までのマンションと同じになり、暮らし方もあまり変わりありません。金額から考えても一般の人には購入のハードルが高くなってしまうでしょう。

 

そこでそれを補えるような、共有で使えるスペースを持つことで、それぞれの住戸の大きさは40平米のままでも快適に暮らせる方法はないかと考えてみました。たとえばキッチン、リビング、ランドリー、キッズコーナー、読書室、ワークスペース、ロッカースペースなどがあります。これらは各フロアにあったほうがよいものとマンション全体でどこかに集中して持った方が効率的なものもあるでしょう。

 

想定したのは250世帯、各世帯家を2づつ持つとして40平米の住戸が500戸になります。棟は2棟に分かれ、11階建、基準階は各フロア42戸づつ、一階住居は38戸あります。
何回かに分けて話を進めようとおもいますが、まずはキッチンとランドリーについて考えてみました。

 

1. キッチン
場所は各棟一階に1つづつ特別な時に使えるキッチンスペースを考えてみました。貸切でなく何人かが一緒に使えるようコンロを12台、シンクを4つぐらいを想定しました。3組から6組ぐらいがほぼ同じ時間でも使えるように考えています。ダイニングテーブルも移動可能なものにしました。大き目のオーブンや火力の強いオーブンも要しています。普段はそれぞれが住戸の小さなキッチンをつかうことを前提にし、特別な時に使うことを考えています。また、一人暮らしになった人同士のコミュニケーションの場になる可能性もあると思います。

 

2. ランドリー
各フロアには大きな洗濯機とキッズルームを設置します。洗濯機は大型の乾燥機付洗濯機2台を置いてみました。家事などを効率的にすることも目的ですが、洗濯や乾燥が終わるまでの待つ間に近くの人と話をしたり、お茶が飲めるようにも考えています。作業台なども置き、アイロンがけなどもできると便利でしょう。

イラスト

 

 

いかがでしょうか。こうした工夫によって40平米2つまたは1つでも楽しく暮らすことは可能でしょうか。家の中にも普段使いのキッチンや洗濯機はある方が便利ですが、共有の空間を日頃から積極的に使うようになるとコミュニティも生まれやすくなります。
次回はワークスペース、ロッカー、共用廊下のベンチなどについても触れてみたいと思っています。
みなさんのご意見をお寄せください。


皆さまからのコメント

自分でイメージしていた「新たな住まい方」に近いと感じました。
共有スペース、設備が多くなるので、光熱費の分担とか検討が必要かな。
「みんなの本棚」を見て自己所有の考えを減らし「共有」という意識が必要。
やはり「考え方改革」といった人の心の持ち方の変容が大切だと感じました。(東京都・男性・50代)

事務局より
コメントありがとうございます。
「新たな住まい方」と仰っていただき嬉しいです。「みんなで使える本棚」は住んでいる方それぞれの趣味がわかりコミュニケーションにも役立ちそうですね。
管理費についても負担が増えないアイデアなどがありましたらぜひお寄せください。
これからもスマイラボを宜しくお願いします。

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