#112 コロナ禍の在宅ワーク、最適な間取りとは?

 

住まいの中に仕事場を。ストレスなく働くために考えたいこと

コロナ禍で大きく変わったことのひとつに、「働く場所」があるのではないでしょうか?これまでも在宅勤務やフリーランスなど多様な働き方がありましたが、多くの人は自宅以外の職場に通勤していました。ところがコロナ禍ではステイホームが叫ばれ、多くの企業がテレワーク制度を導入。在宅で仕事を進めることが、浸透しつつあります。

 

下の図は、一般的なマンションの3LDK(約75㎡)の間取りです。3〜4人家族がそれぞれ学校や職場へ通い、帰ったらくつろいで眠るという生活に最適化されたプランです。現状ではワークスペースがないため、リビングにあるダイニングテーブルやソファ前のローテーブルで仕事をすることになります。仕事の資料の収納場所に困ったり、オンライン会議の際に家族の生活音が気になる場合があるかもしれません。

 

図面

「くつろぐ」ことが中心だった自宅に「働く」という役割が加わったとき、どのような間取りが望ましいのでしょうか。いくつかのプランを考えてみました。

 

 

 

玄関を延長して、土間のワークスペースを作る図面

玄関左手の空間を土間にし、ワークスペースとして使用するプランです。引き戸を閉めれば、独立した書斎としても使用可能。靴を履いて仕事を行うスタイルなので、自宅にいながらオンとオフの切り替えもスムーズにできます。外出から帰宅後、まずはこの場所で仕事や宿題を片付けてからリビングスペースに行くルールを作れば、生活にもメリハリが出ます。お子さんが家庭教師と勉強をする場所にもいいですね。玄関横のデスクスペースは、リビングよりもちょっとだけパブリックな場所としてフレキシブルに使えます。

 

 

土間はマルチな家事&収納スペースにも図面

広い土間空間はワークスペース以外にも活用できます。すぐ横に洗濯機置き場があり、洗面室につながっているので、アイロンをかけたり服の手入れをするランドリースペースにも最適です。上部にハンガーパイプを設置すれば、雨の日に洗濯物を干すことも可能です。また、ベビーカーや自転車、スポーツ用品を置くスペースとしても使えます。洗濯物が干してある時に来客があっても、引き戸を閉めてしまえば玄関からは見えません。生活感を上手に隠しつつ、家事を快適にこなせます。

 

 

大テーブルで家族の気配を感じながら、働く、学ぶ図面

フリーアドレスのオフィスやコワーキングスペース、おしゃれなカフェのように、ひとつの大テーブルを囲んで家族それぞれが仕事や勉強をするのはどうでしょうか。この絵ではLDKの中心にオープンキッチン、カウンター、ダイニングテーブルが一体となった大型家具を造作してみました。このように大きなテーブルやカウンターがあると、資料やテキストをたくさん広げられるのもメリットですね。

キッチンでコーヒーを入れて休憩したり、ときどき家族との会話も楽しんだり…。背面には大きな収納棚を設けてあるので、仕事を終えたらテーブルの上をスッキリ片付けて、楽しい食事のスペースに変身させましょう。

 

 

2つの書斎で、プライバシーを確保図面

共働きが多数派になりつつある時代。夫婦それぞれが集中して在宅ワークをするために、独立した書斎スペースを2箇所設けたプランを考えてみました。1つ目の書斎は、2〜3畳のスペースにデスクと棚を設置。扉を閉めれば完全個室となり、オンライン会議や電話の音漏れも防ぐことができます。もうひとつの書斎はリビングの一角に。デスク前に壁は作らず、窓の外の風景やリビングにいる家族の姿を見ながら働けるようにしました。
どちらの書斎も壁に背を向けて座れる配置です。オンライン会議時に家族や散らかった室内が映り込んでしまう(!)心配もなく、仕事に集中できますね。また、リビング内のワークスペースは、お子さんの学習の場所にも最適です。

 

 

海外ドラマみたい!? 機能的なひとり暮らし

図面

単身世帯が増加し、家族のかたちや暮らしのスタイルも多様化してきています。ひとり暮らしの人が自宅で仕事をする場合は、どんな間取りが便利でしょうか。
スモールスペースだとしても、プライベートとパブリックを分けられたらいいですね。この図では、玄関ドアを開けたらすぐにワークスペースが広がります。仕事関係の人を自宅に招いてミーティングをすることもできそうです。
廊下は作らず、水回りを通って奥のリビング兼ベッドルームへ。お風呂はホテルのようにバスタブとシャワーブースを独立させました。キッチンとバスルームそれぞれに2箇所ずつの引き戸を付けて、回遊型にしています。このプランならば「朝の身支度動線」(トイレ~洗顔~食事)と「仕事後の身支度動線」(シャワー〜着替え)、「洗濯動線」(脱衣〜洗濯〜仕舞う)がまとまり、家事やメイクをスムーズに行えます。
回遊型の間取りといえば、かつて一世を風靡したアメリカのドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」の主人公キャリーがひとりで住むNYのフラットもそうでした。働く・くつろぐ・身支度を整える空間が、機能ごとに分かれながらつながるコンパクトな部屋。ひとり暮らしの最適解のひとつかも知れません。

 

いかがでしたでしょうか。
家族の人数や年齢、電話やオンライン会議の有無、仕事関係の資料の量などによって、望ましいワークスペースのあり方も様々です。在宅ワークは通勤時間がなくなるなどのメリットも多く、新しい働き方として定着しつつあります。
ぜひみなさんのご意見をお聞かせください。


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